本書の内容

地図は道案内としてだけではなく、人類が世界や宇宙をどのようにとらえたのか、空間をどのように図面に落とし込んだのか、何に価値をおき、何を目的としたのか、などのことを伝えてきます。現代の私たちがすぐに読み解ける地図もあれば、まったく読み方のわからない地図もあります。地図とは一定のものを指すわけではありません。文化や時代によって変遷する「地図」の世界を一望できる1冊です。

5つのテーマに分けて紹介
人類が世界をどのように認識して地図に表したのか、それをどのように利用したのかという観点から、章を5つに分けて、それぞれ特徴的な地図を紹介しています。

有名作はもちろん、知られざる地域の地図も
世界地図の傑作と名高いブラウの地図から、マンモスの牙に刻まれた地図や水の流れを表したマーシャル諸島の地図、伊能忠敬による実測日本地図、現実と神話世界が分かちがたい地図など、多様な地図を収録しています。

目次

Chapter1 われらが大地
 初期の地図は居住者たちによって作られた
Chapter2 山海を越えて
 旅や移動を収録した地図の数々
Chapter3 探検と領土拡大
 「探検」がもたらした地図のさらなる拡大
Chapter4 世界観の変客
 世紀を跨いだ遠方への旅が地図を完成に導いた
Chapter5 主題図の登場
 題材・使用目的を絞った地図の発展

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様々な地図を紹介

地図の物語 サンプル画像①

地図の物語 サンプル画像②

地図の物語 サンプル画像③

地図の物語 サンプル画像④

地図の物語 サンプル画像⑤

はじめに

地図の物語 サンプル画像⑥

目次

地図の物語 サンプル画像⑦

読者の声

  • 宗教戦争に見られるように、多く戦いに明け暮れした欧米の歴史とともに、領土地図がどうやって作製されてきたのか、ロマンを感じます。(72歳、女性)
  • 「地図の物語」というタイトルそのままの素晴らしい内容でした。(75歳、男性)

シリーズ紹介