第4回 路線図を頼りに電車の旅に出かけよう
――改めて、廣田さんの路線図の楽しみ方ですが、手元にお持ちのノートも、路線図に関係したものですか。
これは「乗りつぶし手帳」です。1冊に、全国の白地図の路線図が載っていて、自分が乗った区間をマーカーで塗りつぶしていくというものです。もう5年もこれをつけています。
――じゃあ、もうずいぶん路線を塗りつぶしているでしょう。
いえいえ。地方の鉄道に乗る機会があまりないので、塗りつぶしてあるのは首都圏が中心です。
でも、時間があるときに、この区間はまだ塗りつぶしてないから乗りに行こうとか、自宅でこのノートを開いて、この駅はこうだったとか、あの電車はああだったみたいなことを思い返して楽しんだりはしています。
――海外の地下鉄に乗ったことはありますか。
海外にはあまり行った経験がないし、鉄道は国内だけでも手いっぱいで、海外まではとてもとても。
でも、台湾の台北市でちょっとだけ地下鉄に乗ったことがあります。台北市の地下鉄は、まだ新しいんですけど、未来的というかアトラクション的というか、おもしろいんです。
切符は日本のような紙ではなくて、プラスチックのコインみたいなものなんです。それにICチップが仕込まれていて、改札を入るときは読み取りパネルにタッチして、出るときは改札機に戻すんです。今度、乗る機会があったら、もっとじっくりいろいろなところを見てみたいですね。